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約7千年前のミイラに膀胱結石が発見されており、古代ギリシア時代にすでに膀胱結石の切開手術が行われた形跡が見つかっています。
尿路結石全体の80%はカルシウム含有結石(シュウ酸カルシウム結石・リン酸カルシウム結石)で、その他にはリン酸マグネシウムアンモニウム結石、尿酸結石、シスチン結石などがあります。しかし尿路結石の8割は原因不明と言われており、未だに十分には解明されていません。それ故に再発しやすいことが特徴で、わかっている原因としては、@尿中物質の過剰(カルシウム、シュウ酸、尿酸)、A結晶化の問題(マグネシウムやクエン酸など結晶化阻止物質の減少、アンモニアなど結晶化促進物質の増加など)、B腎・尿路の病気(尿路感染、尿流の滞りなど)、Cライフスタイル(偏食、水分不足、遅い時間の夕食)、Dその他(年齢、性別、遺伝(シスチン結石など)、気候(夏に多い)、ストレスなど)、などが上げられます。
尿路結石は近年増加傾向にあります。男性の7人に1人、女性の15人に1人は、一生に一度は尿路結石を患うと言われており、重要な病気の一つであると考えられます。